空き家所有者が行方不明・・・!前編

こんにちは。

やっと春めいた気候となって来ましたね。

今年は誰がお花見に誘ってくれるのかなぁ~なんて考えたりしてる私です(笑)

さて、数ヶ月前のお話になりますが、なかなか大変な思い&勉強させて頂いた不動産のお話です。

とある地主様からのご相談で、「貸している土地上にある家屋が10年近く空き家になっているが、所有者が亡くなっており、しかも生前に離婚した奥さんも相続人となる娘さんも別の場所に住んでおられ、空き家を処分して欲しいと言っても相手にしてもらえない・・・」と、それは大変お困りになられていました。

もちろん10年近くもの間、借地料も滞っているとの事。

近隣からは色々と苦情も寄せられ、大変お気の毒な状況でした。

私は「当社にお任せ下さい!」と張り切ってお返事させて頂きましたが、それはそれは大変なお仕事でした・・・。

まず、法務局で全部事項証明書(昔の登記簿謄本)をあげてビックリ!

譲渡担保が付いており、所有権が変わっていたのです!

(私の推測ですが、おそらく商売上の支払いが出来なくなり、債権者に譲渡担保として所有権移転の登記を承諾したのでしょう・・・)

その事を地主さんにお伝えすると、他人の名義になってるなんて全く知らなかったとの事。

という事は、無断で第三者に譲渡されてるという事になり、大変な事となります!

早速私は、その事を離婚している元奥さんに知っていたのかを聞いたら、「話は聞いていたが、私には全く関係のない事!」と取り合ってもらえもしませんでした」

そこで私は、少し遠方でしたが全部事項証明書に記載されている譲渡担保権者の住所を尋ねたのでしたが、かなり前からその住所には全く別人が住んでおられ、譲渡担保権者の手がかりはプッツリと切れてしまったのでした!

5年以上も前に引っ越しして来たとの事なんで、市役所に行っても調べるのが難しい状況に、私は愕然とするのでした・・・。

 

中編へ続く。

 

 

 

みなさん、はじめまして。

協和ホームの髙木です。

本日よりブログを始めさせて頂く事となりました。

初ブログという事で何をお題にしようかと悩みましたが、私の自己紹介をさせて頂きたいと思います。

昭和44年私の生まれた年に、父が協和建設(株)を設立致しました。

幼い頃の私はたまに父と現場に行き、日が暮れるまで遊んでた事を覚えています。

↑ 白黒写真が時代を物語ってるでしょ(笑)

 

その頃から建設業界や不動産業界で働きたいと思っていた訳ではなく、私は20代後半の頃に測量事務所で働いておりました。

測量も建設業界に入ると言えば入りますが・・・(^^ゞ

測量事務所では、土地の測量や建売住宅を測量し、法務局に申請する毎日でしたが、その頃には公共工事やビル建設がメイン事業であった父から、久しぶりに建てた戸建て住宅を測量するように依頼され、私が測りに行きました。

そこで衝撃を受けたんです!!

私が今まで測量して来た建売住宅とは、見た瞬間に違いが判るんです。

これが本物の建築屋の仕事なのか・・・と思いました。

同じ戸建てでも、丁寧に建てる業者とやっつけ仕事で建てる業者の違い。

私はその時、今まで以上に父を尊敬したのをはっきり覚えています。

 

それからしばらくして父が脳内出血で倒れ、協和建設も閉鎖する事となりました。

 

倒れてから8年後に父は他界しましたが、それまで偉大な父の存在が壁となって臆していた住宅業界に思い切って飛び込み、10年間の下積みを経て、協和ホームを設立する事となりました。

私は新築住宅の事も得意ですが、今の日本の状況を考えますと、もっと中古住宅も活用させるべきだと思っております。

活用出来ないほどの状態の家屋でも、更地にして新たなる活用を考える事も可能です。

不動産には、必要とする誰かを幸せにする力があります。

不動産についてお悩み事があれば、なんなりとご相談下さい。

 

これからちょくちょくブログを更新させて頂く中で、耳寄りな情報なんかもお届け出来ればと思っております。

 

これからどうぞ宜しくお願い致しますm(__)m