空き家所有者が行方不明・・・!後編

みなさん、こんにちは。

いよいよ「空き家所有者が行方不明・・・!」も後編となりました。

譲渡担保権者が登記簿上の住所からか、なり前に奈良市に引っ越しをしており、90歳を超えた認知症患者という事を知った私は、またまた途方に暮れておりましたが、このまま悩んでいても仕方がないと思いその住所を訪ねてみました。

何とそこは大豪邸!!!

そこに奥様と暮らしていると息子さんより聞いておりましたので、インターホンを押しましたがお留守でした・・・。

せっかく奈良市まで来たので、その大豪邸の土地と建物の全部事項証明書を法務局で取ってみたんですが、所有者はそのご老人で担保も付いてない状態でした。

という事は、「かなりの資産家であり、奥様も子供さん達も相続放棄をするとは考えにくいため、長丁場になってもなんとかなる!」と私は考えました。

とは言え、地主さんの事を考えるとゆっくりする事も出来ず、まずは内容証明書を送る事にしました。

内容は家屋を地主に無断で譲渡されている事と、譲渡担保権者となられてからの未払い借地料の請求並びに適切なる家屋の管理義務の履行を求めるという感じです。

送ってからしばらくの日にちが経ちましたが、全く連絡は来ません・・・。

仕方なく2度目の内容証明を送り、今回無視をすれば法的手段を取らせて頂きますと付け加えました。

それから数日後、さすがに事の重大性に気付いたのか、相手が相談した弁護士から内容証明が送られて来ました。

高齢者で認知症の為、責任を負えない・・・」という内容のものでした。

こちらも費用をかけて弁護士を雇わないといけないかとも思いましたが、私も不動産業者で長年やって来た自信もありましたし、実の姉が司法書士でもある事から、まず自分たちで出来る限りの事をしようと思い、「それでしたら相続が発生するまで待って、相続人とお話をさせて頂きます」と相手の弁護士に連絡をすること数日後、「家屋解体とゴミ撤去の費用を半分地主さんに持って欲しい」、「そして未払いの借地料は譲渡担保権者が住んでた訳ではないので、免除して欲しい」という案を出して来ました。

私は地主さんに、「元はと言えば前の土地借主が悪く、譲渡担保権者も被害者にあたると思うので、ここはこの条件でも十分ではないでしょうか?」と提案すると、「解体工事とゴミ撤去費用の半分でも回収出来れば御の字です!」と言ってもらえたので、なんとかこの話が終結へと向かう事となりました。

相手の弁護士からは、解体やゴミ撤去等の業者選びもこちらに任せると言ってもらえたので、双方の事を考え、出来るだけ低価でやってもらえる業者を探し、解体する運びとなりました。

家屋内はこんな状態でした!

これらを片付け、こんなに綺麗に!

解体後は月極駐車場として家賃収入で損失分の回収をする提案をさせて頂き、そうする事に。

さぁ!これから解体工事に入ります!

約1週間後、こんな綺麗に更地になりました。

更に約1週間後、アスファルト舗装が終わり、やっと駐車場が完成しました!

工事中にお客様の募集もかけておきましたので、出来上がり早々に満車のご契約も頂き、今後の管理も弊社にお任せ頂ける事となりました!

本当に厳しく長い道のりでしたが、地主さんには本当に喜んで頂けましたし、私も大変これからの自信になりました。

本気でやり抜けば、何らかの道は開けます!

不動産の事でお悩みが御座いましたら、是非ご相談下さい!

 

空き家所有者が行方不明・・・!中編

みなさん、こんにちは。

さて今回のお話は、前回の譲渡担保権者が行方不明になり、途方に暮れてしまったとこからの続きとなります。

悩みまくってた時にふと思いついたのが、「問題の空き家は門真市にあり、門真市役所が固定資産税を所有者に請求しているはずだ!」と思い、私は早速門真市役所に相談に行きました。

固定資産税課では詳しい内容を第三者の私には教えてくれない為、環境対策課で朽ち果てかけた空き家があり、近隣の方からのクレームで土地所有者が困っている事などを伝えたところ、「こちらも登記簿謄本の住所に何度も家屋の安全性を保つように書類を送っているが、その住所から転居しているらしく、全て郵便物が返って来てる状態なんで、おそらく家屋の固定資産税も請求出来ていない状態と思います・・・」と言われてしまいました。

なんですとーーーっっっ!

これで万策尽きたか・・・と思っていたある日、「そうだ、譲渡担保権者の最後の住所地近隣を訪ね回ろう・・・それしか方法は無い!」と思い、探し回ること数日で、なんとその譲渡担保権者の息子さんが働いている会社を見つける事が出来たんです!!

これで苦労が報われる~!」と思い、その息子さんとお会いしたのですが、「自分は何も知らないし、その件とは関係ないから、父と直接話して欲しい・・・」と言われてしまいました。

まぁあ確かに息子さんが譲渡担保権者ではないので、それは仕方ないと思い、お父さんのご住所を教えて頂いたのですが、「父は90歳を過ぎた認知症ですよ・・・しかも病院や施設を出たり入ったり繰り返しています」と最後に教えられた。

一難去ってまた一難・・・(T_T)

なんで世の中こうもうまく事が運ばないのか・・・。

90歳を超えた認知症患者に、家を解体したり損害賠償を請求出来るのか・・・?

しかも住所は奈良県と来た。

私はまた頭を抱えるのでした・・・。

 

後編へ続く。